ウグイといえば、私たちにとって身近な存在でありながら「なんかマイナー?」な印象のある魚ですが、そんなウグイをモチーフにしたお菓子があるのをご存知ですか?
その名も「うぐい乃舞最中」!
ウグイを象ったモナカを福島県柳津町の「小池菓子舗」さんという和菓子屋さんが製造しているのです!
筆者もウグイについて調査している中、まさかウグイをモチーフにした和菓子があるとは驚きでした!
今回はそんな「うぐい乃舞最中」をお取り寄せ!
「なぜウグイを象ったのか」のルーツの解説も含め、食レポを行います!
福島県柳津の和菓子屋「小池菓子舗」さん
ある日インターネットでウグイについて調べ物をしていると、「小池菓子舗」さんという和菓子屋さんのホームページにたどり着きました。
「ん?なんで『ウグイ』で調べて和菓子屋?」とそのページを覗いてみました。
「福島県の和菓子屋か〜」とページを回遊しながら商品一覧を見てみる。
柳津名物のあわまんじゅうをはじめ、栗まんじゅうや茶まんじゅう、ぜんざいといったラインナップがある中、目を疑う商品が!
「うぐい乃舞最中!?」
それはあの細長いウグイの形をしたモナカでした。
アユを模したお菓子は知っていましたが、まさかウグイをモチーフにしたお菓子があるなんて……。
「これはもう買うしかない!」
早速お電話でお取り寄せをしました。
うぐい乃舞最中、到着!
注文から数日後、心待ちにしていた「うぐい乃舞最中」が到着!
これは素敵なパッケージデザイン!
もうね、「うぐい」の文字があること、ウグイの絵が描かれていること、それだけで僕はテンション爆上がりですよ(笑)。
フタを開けると個包装されたモナカがズラリ。1箱に7個入っています。
さ〜て、早速いただいていきましょう!
いざ実食!
味はこしあん、白あん、抹茶あんの3種類。
袋を開封すると、可愛いウグイの形をしたモナカが姿を表しました。
もうニヤニヤが止まりません(笑)!
まずはこしあんのモナカをいただきます!
サクッ……モグモグ……。
う〜ん! 美味い!
味はシンプルなモナカなんですが、とても食べやすいバランス感を感じました!
一般的なだるま型のモナカは、あんが一部入ってなかったり、逆にあんが多すぎて重く感じてしまうものが多いのですが、うぐい乃舞最中はウグイのスマートな身体にあんがぎゅっと詰まっているので、あんの重みを感じずバランスよく食べることができます! また、単純に持ちやすく食べやすい!
渋〜いお茶と一緒に味わいたいですね!
いや〜、満足しました。
ほか抹茶あんも白あんも堪能しました。
抹茶あんはまったりとしたあんと抹茶の風味が相性抜群で、
白あんはお茶でもいいですが牛乳やコーヒーにも合いそうな上品さを感じました。
なぜウグイをモデルにしたお菓子を?
ウグイをモチーフにされた理由は、商品同封の紙に記されていました。
信仰のふる里会津柳津には日本三大虚空藏の一つ
「うぐい乃舞最中」商品案内より
福満虚空藏尊がまつられて有ります。
今より壱千百有余年の昔、弘法大師が霊木を刻まれ
福満虚空藏大菩薩をおつくりになり、
その木片を只見川の清流に投げ入れたところ菩薩の慈光が現われ
たちまち無数の魚になり群をなして泳ぐ姿は、
さながら舞を舞っているようだっ たとの事です。
以来「うぐい」は霊魚として保護されるよ うになり、
昭和16年には天然記念物に指定されました。
当店、小池菓子舗では、 うぐいが舞うように泳ぐ姿を元にして、
このお菓子に「うぐい乃舞」と命名致しました。
開運の銘菓うぐい乃舞は皆様に親しまれております。
小池菓子舗が材料を充分に 吟味し真心をこめて謹製致しました。
どうぞ御賞味下さい。
そうか、柳津はウグイと関係が深い歴史があり、そこからこのお菓子が生まれたのか。そして神聖でありがたい生き物としてウグイを大切にしていることがわかりました。
こんなに歴史深い理由があったにには驚きです!
ぜひ一度ご賞味ください!
うぐい乃舞最中はお電話やFAXでお取り寄せが可能です!
ぜひ歴史深きウグイの銘菓をご賞味ください!