釣りにおける「外道」としてのイメージが強いウグイ。
味においても小骨が多く、泥臭いといった印象がある魚ですが、調理次第で美味しく食べることができるのです!
その証拠に琵琶湖のある滋賀県では、ウグイを使ったなれずしを作る文化があったり、市場にウグイが出回るのも珍しくありません。
今回はそんな滋賀県の琵琶湖で獲れたウグイや小鮎、ワカサギ、カマツカ、ハス、モロコを使って天丼を作ってました!
淡水魚の食文化がある琵琶湖周辺エリア
ということで今回訪れたのは琵琶湖がある滋賀県長浜市エリア。
滋賀県は、いわずもがな、日本最大の湖「琵琶湖」が有名な地域。
故に特産物も「鮒寿司」や「ビワマス」をはじめとした琵琶湖で獲れた魚をつかったものが有名です。
また、琵琶湖で獲れたビワマス、ニゴロブナ、コアユ、ホンモロコ、ハス、ゴリ 、イサザ 、スジエビの8種の幸のことを「琵琶湖八珍」と呼び、自慢の特産品としてプロモーションされています。
……琵琶湖八珍にウグイがいない !!!!???
ショックを隠し切れないですが、ウグイの可能性を信じて精進するのみです!
琵琶湖のウグイを求めて「奥びわ湖水の駅」へ
気を取り直して、琵琶湖のウグイを求め、長浜市の道の駅「産直びわみずべの里」へ。
「産直びわみずべの里」さんでは、地元で取れた野菜や果物、琵琶湖で取れた湖魚、田舎味噌、梅干、弁当、惣菜等の加工品を販売されています。
鮮魚コーナーには小鮎やビワマス、鮒寿司といった商品が並ぶ中、ついに見つけた!
琵琶湖の湖魚!
見たところウグイも入っており、ワカサギやモロコ、ハスなどもてんこ盛り!
これでお値段なんと200円! 安すぎる……。即決しました。
パックの中にはどんな魚が!? いざ開封!
さあ、パックの中にはどんな魚が入っているのでしょうか!?
開封していきます!
圧倒的な量が入っていたのが、琵琶湖八珍の1つでもある「ホンモロコ」でした。サイズは5cm程度と小さいものの、30匹以上入っていました。
そして次に多く入っていたのが、我らがウグイ先生! 10cm程度の個体が9匹入っていました。
ほかハスが2匹、カマツカに小鮎が1 匹ずつはいっていました!
このボリュームで200円は安すぎる!
湖魚の天丼、いざ実食!
ということで全てのお魚をカラッと天ぷらに。
あつあつご飯に乗せ、天つゆをかけて天丼にしてみました!
味はとっても美味! 200円の魚とは思えないほどでした!
モロコはサクサクの食感がクセになる味わい、ハスや小鮎は安定の美味しさ。
カマツカは骨が気になったもののフワフワの白身がさっぱりとしていてとても上品な味わいでした!
そして肝心のウグイなのですが、正直忖度なしで一番美味しく味わえました!
小型の個体が多かったのも理由だとは思いますが、小骨や臭みも気にならず、ご飯との相性は抜群! とっても美味しくいただけました!
目指せ! 琵琶湖“九珍”!
ウグイが琵琶湖八珍に含まれていないことはショックでしたが、
滋賀県にはウグイをはじめとした琵琶湖の幸をしっかりと観光資源として大切にしていることに感動しました!
琵琶湖八珍にウグイも加え、琵琶湖“九珍”にして欲しい!
そんな切なる願いを叶えるためにも精進していきます!
▼ウグイを調理する際はぜひこちらの記事もチェックしてみてください!▼